第二種電気工事士の免状を取得しました
第二種電気工事士とは?
コンセントの設置や変更、配線直結式の照明器具の付け外しなど 住居内の電気工事をするためには、 「第二種電気工事士」という国家資格を取得する必要があります。
第二種電気工事士試験 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
電気工事関係で似たような名前の資格が他にもありますが、 自分で工事をするための資格なので「工事士」のほうを取らないといけません。 受験勉強をする前は混同してしまい、テキストを買う時も少し悩みました。
きっかけ
子供のころから興味がありました。 実家が古かったので自分であちこち交換したかったのですが、 そのときに資格がないといけない事を知って、いつか取ろうと思っていました。
大人になって最近はずっと賃貸暮らしでお預け状態でしたが、 一戸建ての自宅を購入して、ついにこの時がきた!と、 引っ越しが終わって数ヶ月後の落ち着いた時期に勉強を始めました。
免状取得後に何をするのかプランが次々と出て来たので、当分は実際に役に立ちそうです。
試験の概要
第二種電気工事士は、独学でなんとかなる試験です。
筆記試験と実技試験があり、 基本的な知識を問う筆記のほうはテキストと過去問をこなせればいいですが、 実技試験は独特なのでしっかりと対策を取る必要がありました。
実技試験は筆記試験に合格した人だけが進め、筆記試験から約2ヶ月後に実施されます。 筆記試験が終わってから実技の準備をしましたが勉強時間的にも丁度よかったです。
実技試験は簡単な工事を実際に卓上で行います。 配線図を見て、時間内に欠陥なく配線できるかを見られます。
「時間内に欠陥なく」というのが思ったより難しく、 早く正確な作業ができるようになるまで何度も練習しました。
実技試験
毎年13例の候補問題が公表され、そのうち1つがそのまま出題されます。
電気工事士技能試験候補問題 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
なのでどの問題が出ても迷いなく作業できるように 全問題を練習する、というのが実技試験対策になります。
練習に必要なのは、 ・テキスト ・工具類 ・練習に必要な部材
以上。講習を受けたりする必要はありません。
使ったテキストはこちら。 まず筆記のテキストを買ってよかったので、同じ出版社のもので揃えました。
またありがたいことに、 工具や部材は試験に必要なものがセット売りされているので、 迷う事なく揃えることができます。 メーカーは HOZAN を選びました。分かりやすく、全てが揃います。
練習部材はメルカリで中古品を買うのもいいかもしれません。
私はAmazonで全部揃えて、免状取得後に練習部材だけメルカリで丸ごと手放しました。
免状の交付
実技試験の合格通知が届くと、それをもとに免状の交付を申請します。
免状は都道府県知事の名のもとに交付されるため、 各都道府県によって申請先が異なります。
コロナ禍ということもあり、京都府は書留郵便のみの受付でした。 手数料は「京都府収入証紙」で支払う必要があり、 いくつかの府の施設で取り扱いがありましたが、近くの警察署で買いました。
申し込みをしてだいたい1ヶ月経って、 懐かしい雰囲気のラミネートされた免許証が手元に届きました。
受験が終わって
最低限の電気配線の知識が得られたので、 何が危険でどうしたら安全なのかがわかったのが大きな収穫です。 また工具の使い方にも慣れたので今は何の不安もなく作業ができます。
電気事故を防ぐために最低限必要な免許制度になっている事が実感できました。
DIYに興味がある人は必須と言っても過言ではない資格です。 今は、どの工事に何の部材を買うか、 メーカーのカタログやモノタロウを見るのがとても楽しいです!